法然上人 一刀十念御自作座像(西福寺御影堂御本尊)
【令和7年11月】
『お念佛の十徳 その1 念佛者に魔事災難無し』
お念佛を称える人は、十の功徳を頂戴し、この世を生き生かさせて頂いている喜びを感じる事ができます。
その1 念佛者に魔事災難無し
諸行無常の世なれば、何時何処で何が起こってもおかしくないけれど、念佛者には必ず御佛の御加護(慈悲の心で人々を守り助けること)があります。
阿弥陀経に、東西南北上下の六方の諸仏が念佛者を必ず護念(御守り)下さると説かれています。「諸々の善男子・善女人、皆一切諸仏に共に護念せられて、皆を、退転せざることを得る」と説かれています。
善導大師は、『往生礼賛』に「若し佛を称して往生する者は常に六方恒河沙等の諸仏の護念せらるる」と述べられている。
佛の護念とは、幸せになり利益がもたらされ、とりわけ無事仏道を歩めるように心を寄せて下さることです「ただ願わくは諸仏大慈尊、哀愍し護念すること一子の如くしたまえる」と説かれており、我が子を思ひ守り抜く親の心情とされれています。
『スッタニパータ』と言う経典には、「あたかも、母が独り子を命を賭けて護るように、一切の生きとし生けるものに対しても、無量の慈しみの心を起こすべし」と説かれています。
お念佛を称えれば、阿弥陀佛の功徳の全てを受け取る事が出来るのです。佛の救いを信じて、ただ一向に念佛すべしです。
どんなに辛い悲しい事に出会ったとしても、難儀もお陰と噛み締めて、お念佛の中に、今を力強く生き生かさせていただきましょう。
平生のお念佛が大事ですね。
2025年11月1日
二橋 信玄 (大原山西福寺 第51世)
※【今月の言葉】の表題を【今月の説法獅子吼(せっぽう ししく)】に変更しました。






